私は結婚前から特に異常は無く自分でも健康だけは自信がありました。ところが、10年前くらいに長女を出産した頃から体調が悪くなり始めました。検査をしても異常がないと言われるので、あまり家族にも症状のことは言わないように我慢することが多くなっていきました。今思うと、それが先生の言っていた「心の毒」だったのかも知れませんね。
3年くらい前にお腹の激痛に耐えかねて病院へ行きました。そこではじめて自分が子宮内膜症というやっかいな病気であることが分ったのですが、施術といっても痛み止めの点滴をするくらいしか方法がなく、段々とそれも効かなくなってきました。後は子宮の摘出しかないと宣告された時は、正直ショックで堪らなかったのをはっきり覚えています。
「皆していることですし、術後の経過も悪くない比較的安全な手術ですから・・・」と勝手に手術の予定を入れようとしたので、断ってそこには行かなくなってしまいました。暫くは市販の薬でなんとか痛みを抑えていたのですが、1年後に多量の不正出血があったので怖くなって今度は別の病院で診てもらうことにしました。筋腫は既に10センチくらいの大きさになっていてお腹の上からでも分るくらいでした。病院の先生にはかなり叱られましたが、「子宮が無くなる」ということを受け入れることがどうしても出来ませんでした。
そんな時期に大学の先輩に手術もクスリも使わないで良くなったひとがいる、という話を聞きました。そのひとが通っていたところが先生の所だったのです。正直なところ、私は民間医療はまったく初めてで理解し難いことばかりなので、かなり戸惑いました。その時、私の病気の原因が「食べすぎ」と「冷え」そして「ストレス」だと聞いたときは、本当に「あ〜変なところに来ちゃったなぁ。ここじゃ無理だな。」という気持ちでした。ただ、施術そのものは気持ちが良く、施術後は身体がとても軽く感じたので、少し様子を見ようと思ったのです。
ところが5回くらい施術を受けたあとから、急に体調が悪くなってきたのでおかしいな、と思っていたところが不正出血もかなりひどくなってきたので病院に行きました。先生には、効果が出てくるとそういうことが起きてくるとは聞いていたのですが、量が普通ではないので怖くなったのと家族が心配することもあり、止むに止まれずでした。病院では気功のことは内緒にしていましたが、原因はわかりませんでした。
それで、やっぱり「毒だし」だろうと思うようにして気功を続けましたが、更に症状はひどくなるようにも思えました。しかし、良く考えると出血があった後は痛みが軽くなることに気づいてからは、あまり気にならなくなりました。4ヶ月もすると、お腹のしこりがはっきりと小さくなり始めました。それからは、靴下も5枚は履くようになり先生の言うように甘いものがあまり欲しくなくなると、ますますしこりが小さくなっていくようでした。そして、あの激痛が治まったことが一番うれしいことです。まだ、不正出血とたまに頭痛やめまいがあるものの、ほとんど日常の問題はなくなっています。もう少ししたら、同じ病院で受診してみようと思っています。
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