《理学気功》では<母子(特に乳幼児)は出産後も無意識の領域を通して、心身ともに完全なるつながりのもとで成り立っているはずである。>と、言う仮説に共感して下さった、30組以上の母子の施術に携わらせて頂くことが出来ました。
その結果、言い方を変えれば、<お母さんの精神状態(こころの毒)や体調(からだの毒)は、子供たちにそのまま影響を及ぼす>という事実を確信することが出来たのです。
そのなかで、乳幼児の重度のアトピーやアレルギーで苦しんでいるお母さん。そして、わが子の原因不明の症状や病気、多動、夜泣き、疳の虫(かんのむし)、知的遅滞などの症状で悩むお母さん達に対して、『理学気功』に何が出来るのか。をずっと考えてきました。
今、この事実に則して、母子ともに自然な状態で、子供たちの施術も有効で効率的に行おうというのが、『理学気功』の《親子セラピー》です。
例えば、生まれたばかりの赤ちゃんであるにも関わらず、なぜ、ひどい症状や病気が現れるのか?
それは、お母さんの身体に溜まった心身の毒が【 へその緒 】を通じて、赤ちゃんのからだに入っていったためです。ですから、出産後にお母さんの体調が良くなった。という事例が多いのでしょう。
これは、赤ちゃんという存在がこの世に生まれてくること自体、『母親の毒を無条件に引き受ける』という法則を、既に受け入れていることになります。お母さん自身がそう考えられた時、子供という小さな存在が、より神々しく、大きな存在に思えてくるはずです。
このように、お母さん自身が感じる《 子供たちに対しての気づき 》は、時として奇跡と思える効果を生み出します。そしてこれらの事実は、子供たちのどんな症状に対しても共通しているということも、施術を通して理解して頂けると思います。
また、お母さんたちは自分の子供たちのことを、どこで相談してよいのかわからないでいるのも現状です。
重度のアトピーを例にすると、病院に行っても投薬施術が中心で、ステロイドの副作用が常識的に問題にされていることなどが原因として考えられます。整体や気功で大人のアトピーが治った話を聞いても、実際には小さな子供の施術を受けつけてくれるところは限られています。
やっと歩けるようになったくらいの幼児や、少々多動的要素のある子供たちの場合、施術台の上でおとなしく寝ていられるわけもないので、施術が成り立たないという理由があげられます。
これはあくまで施術する側の立場で考え、患者さんの状況を理解できていないと言えます。
お母さん、自分だけで抱え込まず、一緒に考えましょう。
そして、安心してください。
『理学気功』の《 親子セラピー 》は、お母さんがお子さんを抱っこしたまま、椅子に座って施術を受けることが出来ます。たとえ、お子さんがお母さんの側に来て、ゲーム・ボーイで遊んでいても、母子ともに効果的な施術が可能なのです。
そして、施術の時間が母子ともに共有する、リラックスした空間となり、こころを通わす貴重なコミュニケーションの場にもなっていくはずです。
母子が共有している《 気 》を通しての施術は、それほどに身近で自然なものなのです。だらこそ、いくつもの臨床例を目の当たりにして、『理学気功』的《 親子セラピー 》の有効性をお母さんたちに提案したいと感じています。
親子セラピーの体験談はこちらから |